3/23 樹木管理・剪定技術講習会

やすのくまさん

2019年03月25日 19:00

3/23(土)野洲市立図書館にて樹木の管理と剪定技術講習会を行いました。

 毎年この3月末ごろ、図書館やコミセンなどの公共施設で行っています。今回も講師は樹木医の中西先生にお願いしました。植物(樹木)の成長に必要なのは①何といっても光と②水と③空気であるなど基本特性、また「木を診る・木を知る」冊子記載の具体的な事例も参照しながら、樹木の特性を理解した管理の仕方を学びました。例えば、地下の根も空気が必要で、深く植えすぎると、根が枯れる、固く踏みしめた土では育ちにくいなど。 そして剪定の基礎、コツについても。(写真はクリックして拡大可能です)
 

午後の実習、まずは図書館の庭、ビオトープ周辺の樹木を、診て回り、剪定など手入れすべき箇所を指導していただきました。マツの先端は小枝(弱い枝)を残す、モミジでも外側に向かう小さい枝を残して、内向きの枝などきりつめる。 ツバキでは、外葉のすぐ上で切り詰めると外向きに芽が伸びる。 中途半端に枝の途中から切りつめると枝が枯れ込むので注意などなど、、、
  

枝葉はまだ元気であるが、幹がごつごつ、そして、ところどころ虫食い跡があり、根元からヒコバエがあるシイノキ発見、幹を根本近くで伐採、ヒコバエを伸ばして再生させることにしました。 キクイムシが幹に入り込んでおり、放置しておくとそのうち、枯れ出すとのこと。 
 

また3月初めに定植したばかりの苗木の大きな水鉢はもう少し根に近いところが良いと修正。


最後に入り口近く、駐車場周囲のマテバシイ、および消防署側のシイなどの大きくなった樹木を、中西先生の指導の下、参加者で実習剪定しました。今まで、ほとんど手入れされておらず、伸び放題でしたが、かなりすっきりとなりました。 左から、剪定開始、剪定中1,剪定中2.
  

忌枝が多数ありましたが、一度に大枝を伐採するのではなく、少し剪定しては離れたところから姿形を確認、また少し剪定を進めていくのがよいと指導受けました。比較的大きな切り口には殺菌剤”トップジン”を塗布。幹まで枯れこまないように!


消防署側の大きくなった樹木は今回は主に下枝を剪定、駐車場サイドから消防署が見通しできるようになりました。 また地生えの”アカシア”が7-8本、成長し、道路側に飛び出ていたので、伐採、整備も行いました。
  

今回の講習会の開催については、野洲市都市計画課、そして環境課の皆さんにも支援いただきました。ありがとうございました。























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