11/11 トンボの湿地整備
11/11(木) オムロン野洲事業所の皆さんのトンボ生息地の湿地整備に参加しました。
野洲川北流跡自然の森、及びその周辺はここ数年来、希少種のマイコアカネが観測されています。その繁殖地と思われる湿地2か所、自然の森北側、破竹林と河川管理エリアの境界付近(湿地#1)、及び河川管理、土砂置き場、堤防道路近く(湿地#2)を整備ししました。
事前に仮払い機などで荒く刈り取っていたあとの、湿地の中の草の根株を取り除き、水面がトンボに見えるようにする作業で、結構大変な作業でした。トンボは水面が光る反射を探して産卵場所にするそうです。
水面が出てきたところでは、ヤゴがいるのでは?と探索、マイコアカネのヤゴは見当たらなかったのですが、ヤンマのヤゴ、ゲンゴロウなどは観測できました。 こんな飛び地の湿地にゲンゴロウ、何処から来たのか?? 生息範囲を広げるため飛んで移動するそうです。 ゲンゴロウの生息環境は農薬や開発などでだんだんと無くなってきていて、絶滅危惧種に指定されている種類もいくつかあり、ここは、農薬もなく、ザリガニなど天敵もいないので貴重な場所になっているようです。
また、森の入り口や湿地周辺ではアキアカネが観測されました。
この森の周辺や実生広場などのひろばは、幼少期のトンボにとって、風も強くなく生育に最適な環境だそうです。ちなみにマイコアカネ、今年も、以前ほど多数ではありませんが、観測されたそうで、この環境を守れるよう今後も見守っていければと思います。
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