7/24 河辺いきものの森訪問

やすのくまさん

2013年08月07日 10:47

東近江市(旧八日市市)の愛知川のほとりにある「河辺いきものの森」(http://members.e-omi.ne.jp/ikimono/index.html)を、会員9名で訪問しました。午前中は、森の整備をされている「遊林会」の活動に参加して、午後はこの森の今日までの経緯や、特に子ども対象の活動内容詳細の説明や、森の案内など受けながらの意見交換です。

朝からあいにくの雨、雨カッパや長靴も準備していましたが、作業テントの中で、薪割りや枯れた桜の枝葉を柴束にしたり、また、それらの格納場所の整理をしました。「遊林会」メンバーや「河辺いきものの森」の専属スタッフにこの森での活動に関連してのいろんな質問をしながらで、手が動くよりも口が動く時間が長かったような午前中でした。  

昼は「遊林会」のメンバーの方お手製の釜炊きご飯と盛りだくさんのおかず、スープなどご馳走を準備していただき、皆でワイワイと楽しい食事でした。当日は滋賀県立大学のエコキャンパスプロジェクトチームの学生さん、米国ミシガン州からの交換留学生、先生も加わり、総数22-23人でしたが、人数少なければ、もっとご馳走になるとのこと。 

午後は、この「河辺いきものの森」ができた経緯や、森での活動エピソードなどについて、東近江市の管理担当者である、M様より印象深くお話いただきました。 この森を整備する活動は1998年に始まり、今年で15年目、M様はその開始直後からずっと関わってこられ、森のことは何でもわかり、またいろんなアイデアを駆使され、森の利用者、団体数、特に子どもたちの利用者が現在も毎年少しずつ増加しているそうです。 ちなみに2012年の子どもの利用者、年間計8000人以上。

森の中には、ネーチャーセンターや遊林会の作業小屋、林冠トレイルなどの構造物や、散策路、湧水がながれる水路などありますが、これらは、環境庁、林野庁、農水省からの助成金を得て、整備されたものだそうです。 通常はありえない、複数の省庁から助成を得るためいろいろと工夫されたお話も伺いました。


湧水は、昔は自然の流れだったそうですが、整備開始時はすでに枯れていて、ポンプにて毎分200L汲み上げているそうです。 水の流れで生態系も豊かになり、また湧水なので子どもたちも安心して水の中に入ってザリガニや、いろんな生き物を捕まえたり、自然を楽しく体験しているそうです。

自然の生態系を守るという考え方は一緒で、野洲川自然の森での活動の参考になることが沢山あり、有意義な訪問でした。



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