4/5  樹木管理・剪定技術講習 実習

やすのくまさん

2014年04月06日 22:34

先月21日、雨で延期していた「樹木管理・剪定技術講習会」の実習の部を野洲市図書館の周囲の庭にて実施しました。

今回も樹木医であるN先生に先導いただき、図書館の周囲の代表的な樹木を、全員で診て回り、どこが問題で、どのように対応したがよいかなど、樹木管理の基礎で学んだことをベースに、実際に剪定の手本を示していただきました。

まずはドイツトーヒ、松の仲間で、常緑樹なので、この時期でも良いが、大きな枝の場合は冬場がよい。忌み枝を中心に剪定がよい。 (
写真はクリックして拡大可能です。)


次いで、桜、剪定は休眠期、つまり落葉から花芽が出来る前頃まで。 「桜切るバカ、梅切らぬバカ」といわれているのは、桜の木質部は大変腐りやすく、切り口から腐敗菌が入ると、枝から幹へ、更に木全般に広がり枯死する場合があるからで、適切な時期での剪定は良い。ただし切り口からの腐敗を防ぐため、営利な刃物でスパッと切るとか、切り口に「カルスメイト」など殺菌剤入りの癒合剤を塗布したがよい。
 

その次ぎ、モミジ、伸びている枝を単に刈り込みをすると、その切り口から多数のわき芽が出て、追加で剪定必要になるので手間がかかる。 、分枝があるところで剪定し短くする。


その他、シラカシ、シイノキ、タブノキ、ヤブツバキなどの常緑樹や、アベリア、ニシキギなどの生垣樹木なども、その特性を理解した剪定の手本を示していただきました。

その後、各自で選んだ樹木を実際に剪定実施。 少々時間が足りなかったのですが、剪定した枝木は2トントラック一杯では積みきらない程あり、かなりすっきりとなりました。 

今回学んだことが、参加の皆さんの緑化活動に生かされることを願っています。
N先生ありがとうございました。





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