› やす緑のひろば › 2017年05月22日

2017年05月22日

5/18 北野小学校3年生 野洲川自然の森 カブトムシ幼虫観察、森探検

5/18(木) 野洲川自然の森のあちこちで子供達の歓声が上がっていました。

北野小学校3年生(3クラス計98名)の、自然の森でのカブトムシ幼虫観察、及び生き物や、興味深いものを探す探検です。 赤い線で示したのが森の探検ルート図です。(地図や写真はクリックして拡大可能です)


野洲川自然の森は小学校から、約1km、徒歩20分程度でいけます。 スタッフ支援のメンバーの皆さまとあいさつをして学校を出発、どんな森かな? カブトムシ幼虫はどのくらい大きいの?クワガタムシもいるの?など子供達とお話ししながら、森の中へ、竹が丘口の「北丸太橋」から散策路に入りました。
 

森は竹や樹木の伐採など手入れがされないと、だんだん暗くなり、草木、花、虫、昆虫、動物など自然豊かな森で無くなるので、整備していますとの「森のものがたり」のお話しを聞いて、この森の昆虫、カブトムシの幼虫の観察からスタートです。 
 

実生ひろばの大きなエノキの木陰で、「うわー大きい!」、「めっちゃいるー」など歓声あげながら、幼虫を手のひらに乗せたりして近くで観察しています。 中には怖がって、遠くに逃げ回る子も。
  

観察の順番待ちののクラスは「実生ひろば」の探検です。サンショーの葉っぱをちぎって、匂い嗅いだり、エノキの葉っぱのトンガリ虫こぶ観察、中には小さい幼虫が。 またひろば地面をチョロチョロと動いている「カナヘビ」を捕まえた子も。
  

そして、森の探検に出発、まずは野洲川河川敷方面に。 そこには、防災土嚢用の築山、通称「ミニ三上山」があります。 子供達はスイスイ、案内のメンバーはフーフー、言いながら登ります。 頂上では360度の絶景、比良や比叡の山並み、そして本物の三上山、また野洲川の川底を低くして洪水防止の改修を物語る、落差工(アユ釣りの人が多い)など見ながら、発見したことを観察ノートにメモしています。
  

大きなクヌギなど大木が10数本ある、「十本木ひろば」を経由して、「どんぐり広場」で小休止。 「どんぐり広場」には、休憩用の丸太椅子は勿論、登り櫓や竹の平均台もあり、子供達には大人気、なかなか次の観察経路へ進まず、このひろばで渋滞気味でした。
  

休憩しながらも、子供達はひろばの地面や草木など観察、中にはコオロギやカタツムリを見つけた子も。 一緒に探そうと手を引っ張られて困惑君のメンバーも。
  
中堤防散策路を超えて、倒木や孟宗竹が あるエリアへ。 まだ地面に出てきて間もないタケノコや、まだ竹の皮がついた大きな孟宗竹など観察、そして本格的な森の中へ。 森の中では狸のため糞、竹を伐採して樹木が育つ環境を作っているところなど観察しながら巡ります。
      

竹トンネルも楽しみ、そして、最後は丸太橋を2か所、渡って実生ひろばまで戻ります。 丸太橋には手すりが付ていますが、かなりの高さがあり、恐々と、用心しながら渡ります。
  

実生ひろばでは、紙の原材料となる、「コウゾ」の枝木を切って、意外と簡単に剥ける皮はぎ体験をしたり、また虫など興味深いものないかなど探索もして終了。 子供達は楽しみながら、自然の森でいろんなことを学んでくれたことと思います。
 

今回は北野小3年生98人でしたが、5/30(火)には北野小2年生計106人の森探検も予定しています。 最近、竹生口の市民福祉の保育園だけでなく、北野幼稚園の子供達も時々、森の散策に訪れているのが見受けられ、子供達に活用される機会が増えており、嬉しく思っています。