2025年03月27日
3/23 樹木管理・剪定技術講習会 2025
3/23(日) 一般市民対象に樹木管理・剪定技術講習会を開催しました。
例年、この時期に開催しており、ここ数年は「コミセンきたの」にて、午前中講義、午後コミセングラウンド周囲の樹木で実習です。今回から講師は、レイカディア大学で講師も務めておられる、樹木医のH先生にお願いすることになりました。 参加は講師・スタッフ入れて14名。
午前中は樹木の特性、樹木は生き物であり、ごちそうは、光、水や空気も必要ですとか、水を吸い上げたり、葉っぱで蓄えたデンプン(糖分)
を根や幹の方向に運んだりしている器官は樹皮にあり、水や養分を吸い上げる導管は木部にありますとか基本的なことから復習。 皮を削った場合、或いは幹を切った場合、どの部位を保護するべきか理解する基になりました。 樹皮と木部の境界が形成層で、ここで新しい細胞が作られ、木部や樹皮を作っていき、年輪としてみれるようになります。

枝葉が全く無くなるところで枝や幹を切ると、葉っぱがないので、水の吸い上げや光合成も行えなくなり、その枝や幹は機能不全、枯れていきます。どこかに葉っぱを残すことを念頭に切る場所決める必要ありとか、、根っこも呼吸しており、周囲は踏み固めないで空気入るように、、など日本緑化センター「木を診る、木を知る」冊子 https://www.jpgreen.or.jp/book/books/mirushiru.html の内容を参考に樹木の立場がわかる維持管理の知識を学びました。
枝落としはブランチカラーという少し膨らんだ部分で切断、回り込みで切り口をふさぐようにし、枯れこみが入らないようにする。切り口面積は、早くふさがるように最小化する。

樹木の根元に芽が出るヒコバエや幹から芽が出る胴吹きは、樹木を維持するエネルギーを作る葉っぱが足らないので、慌てて葉っぱを増やす、生き残りの術であり、それらを無暗に切り取るのは樹木を弱らせることになるとかも。
午後は、三脚を安全に使用する取説、そしてグランド周囲の柿の木、ザクロ、クヌギ、マテバシイ、ヤマモモなど、どこをどのように切るか実際に剪定しながら、なぜなのか解説があり、最後は各自、それぞれ自分で剪定作業を行いました。 希望する形、上に延ばすのか、枝を詰めるのか、に合わせて、日当たり、風とうし、樹形バランス、を考えながら。

込み入った枝葉は、イチョウの葉っぱのような形をイメージして切り落とすとよいとか、大きめの枝を切ったところは殺菌剤「トップジン」を塗布、枯れこみを防ぎます。

剪定枝の回収は翌日、市環境課、3屯トラックにてクリーンセンター搬入、支援いただきました。感謝!

今回は実際の樹木を使った剪定の仕方に時間をかけ、具体的な事例での解説で分かりやすかったのではないかと思いますが、そのため、実習時間が足りなくなりました。次回の時間配分は検討予定です。
例年、この時期に開催しており、ここ数年は「コミセンきたの」にて、午前中講義、午後コミセングラウンド周囲の樹木で実習です。今回から講師は、レイカディア大学で講師も務めておられる、樹木医のH先生にお願いすることになりました。 参加は講師・スタッフ入れて14名。
午前中は樹木の特性、樹木は生き物であり、ごちそうは、光、水や空気も必要ですとか、水を吸い上げたり、葉っぱで蓄えたデンプン(糖分)
を根や幹の方向に運んだりしている器官は樹皮にあり、水や養分を吸い上げる導管は木部にありますとか基本的なことから復習。 皮を削った場合、或いは幹を切った場合、どの部位を保護するべきか理解する基になりました。 樹皮と木部の境界が形成層で、ここで新しい細胞が作られ、木部や樹皮を作っていき、年輪としてみれるようになります。

枝葉が全く無くなるところで枝や幹を切ると、葉っぱがないので、水の吸い上げや光合成も行えなくなり、その枝や幹は機能不全、枯れていきます。どこかに葉っぱを残すことを念頭に切る場所決める必要ありとか、、根っこも呼吸しており、周囲は踏み固めないで空気入るように、、など日本緑化センター「木を診る、木を知る」冊子 https://www.jpgreen.or.jp/book/books/mirushiru.html の内容を参考に樹木の立場がわかる維持管理の知識を学びました。
枝落としはブランチカラーという少し膨らんだ部分で切断、回り込みで切り口をふさぐようにし、枯れこみが入らないようにする。切り口面積は、早くふさがるように最小化する。


樹木の根元に芽が出るヒコバエや幹から芽が出る胴吹きは、樹木を維持するエネルギーを作る葉っぱが足らないので、慌てて葉っぱを増やす、生き残りの術であり、それらを無暗に切り取るのは樹木を弱らせることになるとかも。
午後は、三脚を安全に使用する取説、そしてグランド周囲の柿の木、ザクロ、クヌギ、マテバシイ、ヤマモモなど、どこをどのように切るか実際に剪定しながら、なぜなのか解説があり、最後は各自、それぞれ自分で剪定作業を行いました。 希望する形、上に延ばすのか、枝を詰めるのか、に合わせて、日当たり、風とうし、樹形バランス、を考えながら。



込み入った枝葉は、イチョウの葉っぱのような形をイメージして切り落とすとよいとか、大きめの枝を切ったところは殺菌剤「トップジン」を塗布、枯れこみを防ぎます。



剪定枝の回収は翌日、市環境課、3屯トラックにてクリーンセンター搬入、支援いただきました。感謝!


今回は実際の樹木を使った剪定の仕方に時間をかけ、具体的な事例での解説で分かりやすかったのではないかと思いますが、そのため、実習時間が足りなくなりました。次回の時間配分は検討予定です。
Posted by やすのくまさん at 23:25│Comments(0)
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