› やす緑のひろば › 自然観察会などのイベント › 7/2 マイコアカネ調査 第三回

2019年07月04日

7/2 マイコアカネ調査 第三回

7/2(火) 今年3回目の野洲川自然の森でのマイコアカネの調査に参加しました。残念ながら今回も森の中、および周辺でマイコアカネは観測できませんでした。 

前回多数観測された、海を渡ってきた「ウスバキトンボ」は今回もミニ三上山周辺の草原を中心に多数飛び回っていました。素早く動くので捕獲はなかなか大変。網振りで勢いあまってひっくり返ったメンバーも。(写真はクリックして拡大可能です)
7/2 マイコアカネ調査 第三回

今回はトンボ捕獲の達人K様も加わり、「ウチワヤンマ」のオス、メスも捕獲できました。結構大きくて、尾っぽにウチワのようなヒレがあります。活動範囲は広く、琵琶湖周辺から飛来しているのではとのこと。
7/2 マイコアカネ調査 第三回

自然の森と国管理エリア境界の湿地のネットには「ハラビロトンボ」、「リスアカネ」が観測されました。ハラビロトンボはネット外にも多数。 リスアカネの写真は旭化成・W様提供で、識別ナンバーリングしてあります。 N6:ノース(北流跡自然の森)6月観測のリスアカネ。
7/2 マイコアカネ調査 第三回 7/2 マイコアカネ調査 第三回

今回、別の場所でのマイコアカネのヤゴが繁殖している可能性を考え、竹生口近くの遊水地x2か所も中に入って調査してみました。これらはヘドロが堆積しているような汚い水たまりや、動物のフンの匂いがする水たまりなど汚れており、またトンボの飛来も確認されず、繁殖地ではないように思われます。

マイコアカネのヤゴは、きれいな水で、適度に乾く時期もあり、アメリカザリガニや、ウシガエルなどヤゴを食する生き物も棲息していない環境でないと繁殖しずらく、自然の森のそばの湿地がそれらを満たしている貴重なところと思われるそうです。

探索中、倒木トンネル近くの「カラムシ」の葉っぱの上で 「ラミーカミキリ」、また「ウド」の葉っぱのうえで「ハンミョウ」などの昆虫、また国管理の草原では「カヤネズミ」の巣なども観測できました。「カヤネズミ」は親指ほどの日本で一番小さいネズミで全国的に希少種になってきているそうです。https://www.nacsj.or.jp/2017/08/5561/

7/2 マイコアカネ調査 第三回 7/2 マイコアカネ調査 第三回 7/2 マイコアカネ調査 第三回

また、森の中で以前良く観測された「キヌガサダケ」というレースのドレスを纏ったようなキノコも観測できました。実生広場から国管理の河川エリアへの抜け口の階段近くです。 このようにきれいな形で見れるのは珍しく、ラッキーでした。
7/2 マイコアカネ調査 第三回


次回のマイコアカネ調査は7/9の予定です。









同じカテゴリー(自然観察会などのイベント)の記事画像
5/21 (水) 事前打ち合わせ 野洲北中学校生、森の整備体験
11/9 秋のふれあいイベント 2024
6/2 やすまる広場2024@野洲市図書館エリア
6/1 わくわく子どもクラブ@野洲川自然の森
5/21  北野小学校2年生 カブトムシ幼虫観察&森探索
11/11 秋のふれあいイベント@野洲川自然の森
同じカテゴリー(自然観察会などのイベント)の記事
 5/21 (水) 事前打ち合わせ 野洲北中学校生、森の整備体験 (2025-05-22 07:27)
 11/9 秋のふれあいイベント 2024 (2024-11-11 22:37)
 11/9(土) 野洲川自然の森 「秋のふれあいイベント」のご案内 (2024-11-01 05:52)
 6/2 やすまる広場2024@野洲市図書館エリア (2024-06-03 09:57)
 6/1 わくわく子どもクラブ@野洲川自然の森 (2024-06-02 18:45)
 5/21  北野小学校2年生 カブトムシ幼虫観察&森探索 (2024-05-22 15:36)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。