
2019年10月07日
10/5 トンボ観察会@野洲川自然の森
10/5(土) ナンバリングされた希少種「マイコアカネ」を探そう!と生物多様性びわ湖ネットワークの一員である、オムロン(株)、旭化成(株)様と協働でトンボ観察会を開催しました。
トンボ博士のU様からこの野洲川自然の森周辺に生息するトンボや、トンボの生態、その観察方法の説明を受けた後、2班に分かれて、主に、三上山周辺や国管理の草原エリアを巡回、ナンバリングされた「マイコアカネ」を探索しました。

繁殖地の可能性ある湿地エリアや、みずたまりのあるところは特に入念に探索、アキアカネ、リスアカネ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、、などは捕獲、観察できましたが、残念ながら「マイコアカネ」は見つかりませんでした。捕獲したトンボにはナンバリング、”N10”と。 B班は偶然、水たまりでアキアカネの産卵シーンに遭遇したそうですが、A班到着したころは、リスアカネのオスだけ。残念。

トンボのあごは強力で他の昆虫も食べる、、、

子供たちは、ふわふわすいすい、逃げ足の速い「ウスバキトンボ」を追っかけて、走り回っていました。

途中、ムクノ実が熟しているところでは味見、おいしい!。

トンボ探索の後、標本作りも体験しました。 尾っぽは、乾燥するとばらばらに外れやすいので、お腹から尾っぽまで芯を通す。 なんとその芯は「猫じゃらし」の茎を乾燥させたもの! 100円ショップで購入した、標本箱の中に綿を敷き、乾燥剤と殺虫剤をいれて、芯を通したトンボを入れて、採集日付、場所、採集者氏名、のラベルをつけて出来上がり。 標本を好んで食べる「カツオブシムシ」が侵入しないように、密閉した容器が良いのだそうですが、専門家用は結構高価。 簡易版だと殺虫剤を年に一度とか入れ替える必要があるそうです。

標本の価値は、そのラベル(日付、場所、氏名)が重要で、保存良ければ、資料として、たいていの博物館は引き取ってくれるそうです。
参加の皆さんは、子供は勿論、大人の方も童心に還り本気でトンボを追っかけたり、楽しみながらの観察会でした。
トンボ博士のU様からこの野洲川自然の森周辺に生息するトンボや、トンボの生態、その観察方法の説明を受けた後、2班に分かれて、主に、三上山周辺や国管理の草原エリアを巡回、ナンバリングされた「マイコアカネ」を探索しました。



繁殖地の可能性ある湿地エリアや、みずたまりのあるところは特に入念に探索、アキアカネ、リスアカネ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、、などは捕獲、観察できましたが、残念ながら「マイコアカネ」は見つかりませんでした。捕獲したトンボにはナンバリング、”N10”と。 B班は偶然、水たまりでアキアカネの産卵シーンに遭遇したそうですが、A班到着したころは、リスアカネのオスだけ。残念。



トンボのあごは強力で他の昆虫も食べる、、、

子供たちは、ふわふわすいすい、逃げ足の速い「ウスバキトンボ」を追っかけて、走り回っていました。

途中、ムクノ実が熟しているところでは味見、おいしい!。

トンボ探索の後、標本作りも体験しました。 尾っぽは、乾燥するとばらばらに外れやすいので、お腹から尾っぽまで芯を通す。 なんとその芯は「猫じゃらし」の茎を乾燥させたもの! 100円ショップで購入した、標本箱の中に綿を敷き、乾燥剤と殺虫剤をいれて、芯を通したトンボを入れて、採集日付、場所、採集者氏名、のラベルをつけて出来上がり。 標本を好んで食べる「カツオブシムシ」が侵入しないように、密閉した容器が良いのだそうですが、専門家用は結構高価。 簡易版だと殺虫剤を年に一度とか入れ替える必要があるそうです。


標本の価値は、そのラベル(日付、場所、氏名)が重要で、保存良ければ、資料として、たいていの博物館は引き取ってくれるそうです。
参加の皆さんは、子供は勿論、大人の方も童心に還り本気でトンボを追っかけたり、楽しみながらの観察会でした。
2019年09月20日
9/18 マイコアカネ調査@野洲川自然の森
9/18(水) 生物多様性びわ湖ネットワークのメンバーのトンボ希少種マイコアカネの分布調査に参加しました。
いつものように森の中、ミニ三上山周辺、国の管理エリアの草原をトンボを探索しながら巡りました。

リスアカネ、コノシメトンボ、ウスバキトンボなども観測。しかし肝心のマイコアカネはなかなか見つかりませんでしたが、市道市三宅竹生線沿いの森との境界で5-6匹、最終的には計9匹確認できました。

国管理エリアと森の境界の湿地ではリスアカネ数組が連なって、ペアリング、産卵にも出会いました。地面は湿ってはいましたが、水たまりはないところです。 大丈夫なのか??
新たな発見ですが、国管理の土砂置き場には、この森との境界だけでなく、別のところにも湿地がありました。 北側、野洲川河川寄りの巡回道路そばです。湿地の草を刈り取ると、水があるのが確認できました。 ここで繁殖している可能性も考えられ、今後見守っていく予定です。

いつものように森の中、ミニ三上山周辺、国の管理エリアの草原をトンボを探索しながら巡りました。

リスアカネ、コノシメトンボ、ウスバキトンボなども観測。しかし肝心のマイコアカネはなかなか見つかりませんでしたが、市道市三宅竹生線沿いの森との境界で5-6匹、最終的には計9匹確認できました。

国管理エリアと森の境界の湿地ではリスアカネ数組が連なって、ペアリング、産卵にも出会いました。地面は湿ってはいましたが、水たまりはないところです。 大丈夫なのか??
新たな発見ですが、国管理の土砂置き場には、この森との境界だけでなく、別のところにも湿地がありました。 北側、野洲川河川寄りの巡回道路そばです。湿地の草を刈り取ると、水があるのが確認できました。 ここで繁殖している可能性も考えられ、今後見守っていく予定です。

2019年07月22日
7/20 野洲川自然の森整備活動 若竹伐採、草刈りー山部会と協働
7/20(土) この季節天候が心配されましたが、雨にはならず、若竹伐採を自然・山部会と協働で実施できました。
6月半ばより、毎回タケノコが伸びた若竹を伐採していますが、一度、皆伐採したエリアでも、少し細めですが、再び若竹が林立しています。竹は根っこに養分を蓄え、一番目のタケノコが伐採されても予備の二番目がでて来て生き延びるようになっており、追っかけっこです。
草や、低木の藪の中を分け入るように入って、伐採。 若竹なので、力入れれば、ノコギリ一回で伐採できます。

屯倉神社口から市三宅方面の若竹伐採エリア、森の中のウバユリはもう少しで開花しそう、次回活動日25日ころは見ごろかも。 またヤブミョウガの花も沢山咲いています。 水路跡近く、マムシグサもまだ緑ですが、大きな実をつけていました。秋には真っ赤に熟れるまで、いたずらで折られないよう見守りましょう。

今回は山部会の皆さんとの協働なので、少し早めに切り上げて、どんぐりひろばでBBQ、話がはずみ、時間も延びて食べすぎるくらい、楽しみました。またこのような機会があればと思います。参加の皆さん、お疲れ様でした。

残業で、ミニ三上山周辺、実生広場などをHRC803で草刈りも行いました。 早めに行えば、走行スピード3で実施でき効率的でした。

次回7/25(木)は継続して若竹伐採、また余裕あれば十本木広場の草刈りも予定しています。
6月半ばより、毎回タケノコが伸びた若竹を伐採していますが、一度、皆伐採したエリアでも、少し細めですが、再び若竹が林立しています。竹は根っこに養分を蓄え、一番目のタケノコが伐採されても予備の二番目がでて来て生き延びるようになっており、追っかけっこです。
草や、低木の藪の中を分け入るように入って、伐採。 若竹なので、力入れれば、ノコギリ一回で伐採できます。

屯倉神社口から市三宅方面の若竹伐採エリア、森の中のウバユリはもう少しで開花しそう、次回活動日25日ころは見ごろかも。 またヤブミョウガの花も沢山咲いています。 水路跡近く、マムシグサもまだ緑ですが、大きな実をつけていました。秋には真っ赤に熟れるまで、いたずらで折られないよう見守りましょう。



今回は山部会の皆さんとの協働なので、少し早めに切り上げて、どんぐりひろばでBBQ、話がはずみ、時間も延びて食べすぎるくらい、楽しみました。またこのような機会があればと思います。参加の皆さん、お疲れ様でした。


残業で、ミニ三上山周辺、実生広場などをHRC803で草刈りも行いました。 早めに行えば、走行スピード3で実施でき効率的でした。



次回7/25(木)は継続して若竹伐採、また余裕あれば十本木広場の草刈りも予定しています。
2019年07月12日
7/10 マイコアカネ生態調査 第4回 成虫分布
7/10(火) 野洲川自然の森、及び周辺にて「琵琶湖生物多様性ネットワーク」チームのマイコアカネの成虫分布調査に参加しました。
前回まで「マイコアカネ」は一匹も観測できていませんでしたが、幸い、今回3匹観測できました。2匹は実生広場、もう一匹は、今年1-3月頃、竹の伐採整備を実施した、竹が丘口周辺です。 写真は3匹目で,
オス、数字の「3」を羽にナンバーリングしています。「マイコアカネ」は赤とんぼの一種で秋になれば、オスは赤くなりますが、この時期はまだ黄緑です。特徴は胸の黒条(黒い縦じまの線)が短いものが2個並んであることです。
この時期は羽化して間もないので、これらはどこか近くの湿地で羽化したと考えられ、河川サイド、国エリアとの境界周辺の湿地が繁殖地の可能性がありますが、今回も調査用ネットの中では、確認できませんでした。 ネットは湿地の一部にしか設置していないので、まだここでの繁殖可能性は考えらえる状況です。
今回も、森の中、周辺の河川サイド、手前の市道周辺、竹生口交差点周辺も調査。 「マイコアカネ」の他、「ナツアカネ」、「アキアカネ」、「マユタテアカネ」、「ハグロトンボ」、「アオイトトンボ」、「ハラビロトンボ」など捕獲しナンバーリング。 また捕獲はなしですが、前回も観測した、海外からの「ウスバキトンボ」、「ウチワヤンマ」、「シオカラトンボ」、そして近畿でも希少種で、尾っぽ先端が幅広く、目と目が離れた「メガネサナエ」も観測されました。 写真は「アキアカネ」、「ハラビロトンボ」、またネットの図鑑からですが「メガネサナエ」。

繁殖地と思われる湿地の近くには「タコノアシ」という希少植物もありました。 その実はタコが足を延ばして吸盤が並んでいるように見えます。適度に乾く湿地周辺に生育しているそうですが、そのような環境が少なくなってきているそうです。

調査途中、湿地近く、「ウワミズザクラ」のオレンジ色の実が鈴なりできれい、赤くなったら食べれるかも(サクランボ??)。また実生ひろばでは「アオスジアゲハ」のカップルにも出会いました。

次回調査は8月20日(火)09:00の予定です。
前回まで「マイコアカネ」は一匹も観測できていませんでしたが、幸い、今回3匹観測できました。2匹は実生広場、もう一匹は、今年1-3月頃、竹の伐採整備を実施した、竹が丘口周辺です。 写真は3匹目で,
オス、数字の「3」を羽にナンバーリングしています。「マイコアカネ」は赤とんぼの一種で秋になれば、オスは赤くなりますが、この時期はまだ黄緑です。特徴は胸の黒条(黒い縦じまの線)が短いものが2個並んであることです。

この時期は羽化して間もないので、これらはどこか近くの湿地で羽化したと考えられ、河川サイド、国エリアとの境界周辺の湿地が繁殖地の可能性がありますが、今回も調査用ネットの中では、確認できませんでした。 ネットは湿地の一部にしか設置していないので、まだここでの繁殖可能性は考えらえる状況です。
今回も、森の中、周辺の河川サイド、手前の市道周辺、竹生口交差点周辺も調査。 「マイコアカネ」の他、「ナツアカネ」、「アキアカネ」、「マユタテアカネ」、「ハグロトンボ」、「アオイトトンボ」、「ハラビロトンボ」など捕獲しナンバーリング。 また捕獲はなしですが、前回も観測した、海外からの「ウスバキトンボ」、「ウチワヤンマ」、「シオカラトンボ」、そして近畿でも希少種で、尾っぽ先端が幅広く、目と目が離れた「メガネサナエ」も観測されました。 写真は「アキアカネ」、「ハラビロトンボ」、またネットの図鑑からですが「メガネサナエ」。



繁殖地と思われる湿地の近くには「タコノアシ」という希少植物もありました。 その実はタコが足を延ばして吸盤が並んでいるように見えます。適度に乾く湿地周辺に生育しているそうですが、そのような環境が少なくなってきているそうです。

調査途中、湿地近く、「ウワミズザクラ」のオレンジ色の実が鈴なりできれい、赤くなったら食べれるかも(サクランボ??)。また実生ひろばでは「アオスジアゲハ」のカップルにも出会いました。


次回調査は8月20日(火)09:00の予定です。
2019年06月28日
6/25 マイコアカネ調査 第二回 繁殖地、分布状況
6/24 今年2回目のトンボ希少種・マイコアカネの生態調査に参加しました。
この時期、マイコアカネが野洲川自然の森周辺に既に生息しているのか、その分布、及び、他の繁殖地の可能性を探る調査で、森の中、その周辺を探索しましたが、残念ながらマイコアカネは一匹も観測できませんでした。実生広場ではアキアカネを一匹。

国との境界、湿地エリアでは、調査ネットの中、ヤゴから羽化したばかりのハラビロトンボを観測。(種不明ですが、後日成虫5-6匹ネットの中で観測されたそうです。)

ミニ三上山周辺や、境界湿地の周辺では、台湾から飛来したであろうと考えられる「ウスバキトンボ」が多数飛び回っていました。 ウスバキトンボは、寒さに弱く、卵でも越冬できないので、毎年、海を渡って飛来して来るそうで、その飛ぶ力は強く、素早く、なかなか捕獲しづらそうです。 ちょっと黄色みがかっていて、お盆のころ,あちこちで、よく見られ「精霊とんぼ」とも。 写真は網を勢いよく振り捕獲したため、失神し飛べないウスバキトンボ。https://www.jataff.jp/konchu/mushi/mushi103.htm

次回7/2、及び7/9にも継続調査される予定です。
この時期、マイコアカネが野洲川自然の森周辺に既に生息しているのか、その分布、及び、他の繁殖地の可能性を探る調査で、森の中、その周辺を探索しましたが、残念ながらマイコアカネは一匹も観測できませんでした。実生広場ではアキアカネを一匹。

国との境界、湿地エリアでは、調査ネットの中、ヤゴから羽化したばかりのハラビロトンボを観測。(種不明ですが、後日成虫5-6匹ネットの中で観測されたそうです。)

ミニ三上山周辺や、境界湿地の周辺では、台湾から飛来したであろうと考えられる「ウスバキトンボ」が多数飛び回っていました。 ウスバキトンボは、寒さに弱く、卵でも越冬できないので、毎年、海を渡って飛来して来るそうで、その飛ぶ力は強く、素早く、なかなか捕獲しづらそうです。 ちょっと黄色みがかっていて、お盆のころ,あちこちで、よく見られ「精霊とんぼ」とも。 写真は網を勢いよく振り捕獲したため、失神し飛べないウスバキトンボ。https://www.jataff.jp/konchu/mushi/mushi103.htm

次回7/2、及び7/9にも継続調査される予定です。
2019年06月19日
6/18 トンボのヤゴ調査、ネット張
6/18(火) 野洲川自然の森そばにてトンボのヤゴ調査、およびその後の調査のためのネット張作業に参加しました。
この活動は「滋賀のトンボを救え!トンボ100大作戦」を展開している「生物多様性びわ湖ネットワーク」のメンバーである、旭化成守山製造所、オムロン野洲事業所、そのサポート企業、(株)ラーゴ:https://www.lago.co.jp/の皆さんとの協働です。
滋賀のトンボを救え!トンボ100大作戦:www.pref.ishikawa.jp/satoyama/j-net/seminar.../biwako.pdf
野洲川自然の森では滋賀県のトンボの希少種「マイコアカネ」が夏から秋にかけて自然の森を住処として多数生育していることが今までの調査でわかりました。今回その羽化する繁殖場所を確認するため、可能性考えられる、自然の森そば、国交省管理エリアとの境界の湿地でヤゴを捕獲して調査しました。(写真はクリックして拡大できます)

ヤゴは沢山採れたのですが、それらは「ノシメトンボ」、「ハラビロトンボ」などで、狙っている「マイコアカネ」のヤゴは、残念ながら確認できませんでした。 ヤゴもよく見ると、おなかが太いだの、背びれにトゲトゲがある、お尻のとげが長いの短いの、それぞれ特徴をもっているそうです。 ちなみに「マイコアカネ」はお尻のとげは短いそうです。

この時期から7月にかけて、ヤゴは羽化して飛び立ちます。 その成虫で「マイコアカネ」を確認するため、その湿地の上部にネットでトンネルやドームを作り、捕獲するとのことで、自然の森の竹で、手慣れた、割竹を作り、トンネルやドームの骨格を作りました。その上にネットを被覆。

ドームは、もっと網目が細かい蚊帳を被せれば、夏場の野外キャンプのテントにも使えそうです。

尚、この繁殖地調査だけでなく、成虫になっての森の中での移動など含め、今後定期的に生育分布を調査予定です。 また10月5日(土)には地域の子供達対象に「トンボ観察会」も共催にて開催計画中で、別途広報にて案内される予定です。
野洲川自然の森の中の、散策路、実生広場やどんぐりひろばなどの場所は周りを樹木や竹で囲まれ、適度な隠れ場所や強風からも身を守れ、「マイコアカネ」などトンボにとって、夏場の快適な生活空間になっていると思われ、我々の活動が役立っているようです。
追記:調査へ途中の中堤防で、たまたま、オオスズメバチが、クヌギで樹液を吸っているところに遭遇、捕獲して退治しました。女王バチと思われ、産卵して働きバチを育てることが途絶え、オオスズメバチの巣を一個退治できたことになり、大収穫でした。

この活動は「滋賀のトンボを救え!トンボ100大作戦」を展開している「生物多様性びわ湖ネットワーク」のメンバーである、旭化成守山製造所、オムロン野洲事業所、そのサポート企業、(株)ラーゴ:https://www.lago.co.jp/の皆さんとの協働です。
滋賀のトンボを救え!トンボ100大作戦:www.pref.ishikawa.jp/satoyama/j-net/seminar.../biwako.pdf
野洲川自然の森では滋賀県のトンボの希少種「マイコアカネ」が夏から秋にかけて自然の森を住処として多数生育していることが今までの調査でわかりました。今回その羽化する繁殖場所を確認するため、可能性考えられる、自然の森そば、国交省管理エリアとの境界の湿地でヤゴを捕獲して調査しました。(写真はクリックして拡大できます)



ヤゴは沢山採れたのですが、それらは「ノシメトンボ」、「ハラビロトンボ」などで、狙っている「マイコアカネ」のヤゴは、残念ながら確認できませんでした。 ヤゴもよく見ると、おなかが太いだの、背びれにトゲトゲがある、お尻のとげが長いの短いの、それぞれ特徴をもっているそうです。 ちなみに「マイコアカネ」はお尻のとげは短いそうです。


この時期から7月にかけて、ヤゴは羽化して飛び立ちます。 その成虫で「マイコアカネ」を確認するため、その湿地の上部にネットでトンネルやドームを作り、捕獲するとのことで、自然の森の竹で、手慣れた、割竹を作り、トンネルやドームの骨格を作りました。その上にネットを被覆。


ドームは、もっと網目が細かい蚊帳を被せれば、夏場の野外キャンプのテントにも使えそうです。


尚、この繁殖地調査だけでなく、成虫になっての森の中での移動など含め、今後定期的に生育分布を調査予定です。 また10月5日(土)には地域の子供達対象に「トンボ観察会」も共催にて開催計画中で、別途広報にて案内される予定です。
野洲川自然の森の中の、散策路、実生広場やどんぐりひろばなどの場所は周りを樹木や竹で囲まれ、適度な隠れ場所や強風からも身を守れ、「マイコアカネ」などトンボにとって、夏場の快適な生活空間になっていると思われ、我々の活動が役立っているようです。
追記:調査へ途中の中堤防で、たまたま、オオスズメバチが、クヌギで樹液を吸っているところに遭遇、捕獲して退治しました。女王バチと思われ、産卵して働きバチを育てることが途絶え、オオスズメバチの巣を一個退治できたことになり、大収穫でした。

2019年05月27日
5/23 草刈り、オムロン(株)様と協働で竹伐採
5/23(木) ミニ三上山への通路、頂上周辺の草刈り、またオムロン野洲事業所の皆さんと協働での竹伐採を行いました
ミニ三上山周辺はHRC803で草刈り整備されきれいです。
登り通路、また頂上周辺は刈り払い機で、さらに整備しました。 また第四の登り通路も開拓。(写真はクリックして拡大可能です)

竹伐採は、前回からの継続で、実生ひろば横で、オムロン野洲事業者の10名の皆さんと協働で、細竹の多い杉林です。竹を伐採するひと、チッパーまで運ぶ人など、手際よく作業実施。

チップも山盛り、かなりのエリアの竹を伐採できました。

オムロン野洲事業所からは今年度は、10月、11月、及び1月にも協働参加いただける予定で、大いに助かります。また、広報で呼びかけた、竹伐採体験への応募にて、K様も参加、中堤防散策路周辺の草刈りや、竹伐採を体験していただきました。皆さん、お疲れ様でした。

今年竹の伐採整備を行った、竹が丘口の竹が、枯れたように色が変わっているが、よくみると、稲の穂のような竹の花がさいている。これは120年ともいわれる竹の終末期で、このエリアは皆枯れるのか?

次回6/4(火)は継続して杉林の竹伐採整備、及び市三宅口などの草刈り予定です。
定例活動以外に
5/29(水)北野小学校2年生、カブトムシ幼虫観察、森探検、
6/2(日) やすまるひろば2019@野洲図書館:カブトムシ幼虫展示、観察
6/8(土) タケノコ採りイベント(予備日6/9(日)
また6/15(定例)は山部会と協働で竹伐採予定です。
ミニ三上山周辺はHRC803で草刈り整備されきれいです。
登り通路、また頂上周辺は刈り払い機で、さらに整備しました。 また第四の登り通路も開拓。(写真はクリックして拡大可能です)



竹伐採は、前回からの継続で、実生ひろば横で、オムロン野洲事業者の10名の皆さんと協働で、細竹の多い杉林です。竹を伐採するひと、チッパーまで運ぶ人など、手際よく作業実施。


チップも山盛り、かなりのエリアの竹を伐採できました。

オムロン野洲事業所からは今年度は、10月、11月、及び1月にも協働参加いただける予定で、大いに助かります。また、広報で呼びかけた、竹伐採体験への応募にて、K様も参加、中堤防散策路周辺の草刈りや、竹伐採を体験していただきました。皆さん、お疲れ様でした。

今年竹の伐採整備を行った、竹が丘口の竹が、枯れたように色が変わっているが、よくみると、稲の穂のような竹の花がさいている。これは120年ともいわれる竹の終末期で、このエリアは皆枯れるのか?


次回6/4(火)は継続して杉林の竹伐採整備、及び市三宅口などの草刈り予定です。
定例活動以外に
5/29(水)北野小学校2年生、カブトムシ幼虫観察、森探検、
6/2(日) やすまるひろば2019@野洲図書館:カブトムシ幼虫展示、観察
6/8(土) タケノコ採りイベント(予備日6/9(日)
また6/15(定例)は山部会と協働で竹伐採予定です。
2019年04月16日
マイコアカネなど生物多様性保護活動を学ぶ
4/14(日)及び4/15(月) 野洲川自然の森の近くに事業所がある、旭化成守山製造所、及びオムロン野洲事業所でのトンボの希少種「マイコアカネ」を含む生物多様性保護活動を、それぞれ「やす緑のひろば」総会での講演、及び事業所訪問にて学ぶ機会を得ました。
野洲川自然の森には滋賀県のレッドデータブックにも希少種登録され、全国的にも激減している「マイコアカネ」がその周辺含め昨年、約100匹観測されています。 両事業所とも他の滋賀県内の他の事業所と「生物多様性びわ湖ネットワーク」http://www.pref.ishikawa.jp/satoyama/j-net/seminar_180930/biwako.pdf に参画し「トンボ100大作戦」を展開されており、「マイコアカネ」が、両事業所内のビオトープで観測されたため、その調査活動に取り組まれています。
両事業所では事業で使用された後の排水は浄化して地域の水路や河川に放水されていますが、その排水の健全性を確認する目的も兼ねて、排水をビオトープに取り込み、絶滅危惧種の淡水魚、旭化成では「ハリヨ」https://www.env.go.jp/nature/yasei/ex-situ/instance01.html や、オムロンでは「イチモンジタナゴ」https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/50460.html の繁殖にも取り組まれています。そのビオトープにて「マイコアカネ」が観測され、その繁殖地を調査する過程で野洲川自然の森にたどりついたそうです。
尚、今年度中にも野洲川自然の森にて「マイコアカネ」の観察会を地域の子供たち対象で開催できるよう検討されているとのことで、「マイコアカネ」が生育できる、森の中の草原や竹木などの自然環境を守り、沢山観測できること願っています。
昨年実施された「マイコアカネ」の調査については7月http://midorinohiroba.shiga-saku.net/e1425877.html、及び10月http://midorinohiroba.shiga-saku.net/e1444577.html に記載しています。
野洲川自然の森には滋賀県のレッドデータブックにも希少種登録され、全国的にも激減している「マイコアカネ」がその周辺含め昨年、約100匹観測されています。 両事業所とも他の滋賀県内の他の事業所と「生物多様性びわ湖ネットワーク」http://www.pref.ishikawa.jp/satoyama/j-net/seminar_180930/biwako.pdf に参画し「トンボ100大作戦」を展開されており、「マイコアカネ」が、両事業所内のビオトープで観測されたため、その調査活動に取り組まれています。
両事業所では事業で使用された後の排水は浄化して地域の水路や河川に放水されていますが、その排水の健全性を確認する目的も兼ねて、排水をビオトープに取り込み、絶滅危惧種の淡水魚、旭化成では「ハリヨ」https://www.env.go.jp/nature/yasei/ex-situ/instance01.html や、オムロンでは「イチモンジタナゴ」https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/50460.html の繁殖にも取り組まれています。そのビオトープにて「マイコアカネ」が観測され、その繁殖地を調査する過程で野洲川自然の森にたどりついたそうです。
尚、今年度中にも野洲川自然の森にて「マイコアカネ」の観察会を地域の子供たち対象で開催できるよう検討されているとのことで、「マイコアカネ」が生育できる、森の中の草原や竹木などの自然環境を守り、沢山観測できること願っています。
昨年実施された「マイコアカネ」の調査については7月http://midorinohiroba.shiga-saku.net/e1425877.html、及び10月http://midorinohiroba.shiga-saku.net/e1444577.html に記載しています。
2019年03月14日
3/12 北野小学校4年生 野洲川自然の森で看板設置、階段整備など
3/12(火) 北野小学校4年生が学習の一環として、野洲川自然の森にて、看板設置や階段整備など行いました。
看板は、先日、支柱に取り付けていたものが完成して、ミニ三上山の頂上や、出入口、散策路途中など、カケヤを振り上げ、自分たちで至る所に取り付けました。子供たちが工夫を凝らし、カラフルで、よく目につきます。(写真はクリックして拡大可能です)

丸太橋、や出入り階段のところには”出入口”、散策路の木の根が出っ張っているところや、ミニ三上山の急な坂には”危険・注意”の看板も。
通路を被っている倒木には”危険です”、また、どんぐりひろばには”楽しい遊具ひろば”など、この森を散策する保育園や幼稚園の子供たちも気が付いてくれそう。

市道そばやミニ三上山などには”ポイ捨て禁止”の看板も設置、板が外れた看板の支柱への再取り付けはメンバーが支援。

また、竹が丘口や、実生広場近くの階段も、堆積していた土砂を取り除いたりして整備もしてくれました。ありがとう4年生の皆さん!

この様子は、朝日新聞13日の朝刊に記載され、地域の皆さんにも野洲川自然の森を知っていただく良い機会となりました。 子供たちにとっては自分たちで整備した事で、この森がより身近に感じられるようになったのではないかと思います。

子供たちは、この後、新聞、ポスター、竹かざりなども作っており、その完成も楽しみです。
看板は、先日、支柱に取り付けていたものが完成して、ミニ三上山の頂上や、出入口、散策路途中など、カケヤを振り上げ、自分たちで至る所に取り付けました。子供たちが工夫を凝らし、カラフルで、よく目につきます。(写真はクリックして拡大可能です)


丸太橋、や出入り階段のところには”出入口”、散策路の木の根が出っ張っているところや、ミニ三上山の急な坂には”危険・注意”の看板も。



通路を被っている倒木には”危険です”、また、どんぐりひろばには”楽しい遊具ひろば”など、この森を散策する保育園や幼稚園の子供たちも気が付いてくれそう。


市道そばやミニ三上山などには”ポイ捨て禁止”の看板も設置、板が外れた看板の支柱への再取り付けはメンバーが支援。


また、竹が丘口や、実生広場近くの階段も、堆積していた土砂を取り除いたりして整備もしてくれました。ありがとう4年生の皆さん!


この様子は、朝日新聞13日の朝刊に記載され、地域の皆さんにも野洲川自然の森を知っていただく良い機会となりました。 子供たちにとっては自分たちで整備した事で、この森がより身近に感じられるようになったのではないかと思います。

子供たちは、この後、新聞、ポスター、竹かざりなども作っており、その完成も楽しみです。
2019年03月09日
3/6 北野小学校サツキ定植
3/6(水)北野小学校正門周辺、県道傍にさつき苗を定植しました。
この場所には、4年前より毎年、「緑の募金事業」より配布を受けたサツキを定植、昨年2018年には、枯れた苗の補填で50本植えましたが、昨夏の異常なほどの暑さ、そして乾燥で、残念ながら、また多数枯れてしまいました。http://midorinohiroba.shiga-saku.net/e1397318.html
今回も、小学校応援団の皆様と協働で、計100本(当初80本+後で20本追加)の植えつけです。 水枯れを防ぐため、あまり高植えにせず、地面と同じ高さ程度、鹿沼土と赤玉土も混ぜ込み、周りを足で踏んで固めました。 前年の枯れた苗を取り除き、周囲の草取りも実施。

夏場の水枯れを防ぐため、別途、敷き藁をしいたり、穴あき散水ホースを固定的に敷設しておき、蛇口をひねるだけで水やりできるようにする予定で、今年こそ、根づかせると意気込んでいます。 以下、定植後の様子です。

「やす緑のひろば」からは7名、 参加の皆さんお疲れ様でした。
この場所には、4年前より毎年、「緑の募金事業」より配布を受けたサツキを定植、昨年2018年には、枯れた苗の補填で50本植えましたが、昨夏の異常なほどの暑さ、そして乾燥で、残念ながら、また多数枯れてしまいました。http://midorinohiroba.shiga-saku.net/e1397318.html
今回も、小学校応援団の皆様と協働で、計100本(当初80本+後で20本追加)の植えつけです。 水枯れを防ぐため、あまり高植えにせず、地面と同じ高さ程度、鹿沼土と赤玉土も混ぜ込み、周りを足で踏んで固めました。 前年の枯れた苗を取り除き、周囲の草取りも実施。


夏場の水枯れを防ぐため、別途、敷き藁をしいたり、穴あき散水ホースを固定的に敷設しておき、蛇口をひねるだけで水やりできるようにする予定で、今年こそ、根づかせると意気込んでいます。 以下、定植後の様子です。


「やす緑のひろば」からは7名、 参加の皆さんお疲れ様でした。